アダラートの服用と果物との併用とディッパー型の治療

日本では近年運動不足や食生活の変化によってメタボリックシンドローム陥ってしまう方が増加傾向にあります。
これに伴い生活習慣病を発症する方も増えてきている傾向にあります。
生活習慣病の中でも高血圧症は発症患者の多い疾患の1つです。
高血圧症は発症初期には重大な症状が現れることは少ないですが、長期的に高血圧症を放置してしまうと血管が傷つき動脈硬化が進行し、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、腎不全など重大な病気の引き金ともなってしまいます。
よって症状が出ていない早期から血圧コントロールを行っていく必要があります。

高血圧症治療では運動療法や食事療法も必要に応じて行われますが、最も重視されるのは降圧剤による血圧コントロールです。
中でもアダラートは古くから多くのドクターが第一選択薬として使用している薬です。
アダラートはカルシウムブロッカーの1つで、降圧作用が強いことが特徴です。
剤形もカプセル、L錠、CR錠と3種類あり、それぞれが作用持続時間が異なるため、血圧の日内変動の特徴などに合わせて使い分けが行われます。

アダラートと果物の併用に関してですが、1種類だけアダラートと併用しない方がいい薬があります。
その果物はグレープフルーツです。
アダラートの有効成分ニフェジピンは肝臓でCYP3A4という酵素によって代謝され、消失します。
しかしグレープフルーツに含まれる成分がこのCYP3A4を阻害してしまうためアダラートの効果が強く出すぎてしまうのです。
ちなみにグレープフルーツ以外の果物の併用は特に問題ありません。

またディッパー型の高血圧症治療に関してですが、ディッパー型とは夜間の血圧が日中のそれと比較して10~20%低くなるものをいいます。
ディッパー型の場合、早朝や昼間の血圧が高くなっていないかが血圧コントロールのモニタリングには重要となります。

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